言動のアレコレが現代の感覚からするとかなりアウトでドキッとする
思わず眉を顰める下世話な台詞ばかりなのに小津マジックでほんのり上品さが漂うのがこわい
この時代は本当にこんな感じだったのかな…選択の…
このレビューはネタバレを含みます
妻に先立たれたあと家のことを全部娘にしてもらっておいて、適齢期が来たから結婚しなさいは乱暴だし今の価値観とは合わないのでどうしてもそのあたりはイライラしてしまった。
ただそれでも普遍的ななにかは確か…
BSで録画したものを鑑賞。多分20回くらいは見ているが、数年振りに鑑賞。笑ってしまうぐらい、やはり小津スタイルの完成形だし、映画表現の一つの頂点にあるような作品。スティーリー・ダンの「ガウチョ」とい…
>>続きを読む敗戦との向き合い方
旦那さんに対して気が強い奥さん、女性解放
1人では寂しいということ
娘には幸せになって欲しいということ
ひょんなことから恋は始まるということ
今にはないユーモア
話合わせ…
このレビューはネタバレを含みます
ほんとストーリーだけ見ればひどいはなし。
おっさんたちが酒の場では若い奥さんはいいぞと、終始下の下品なはなし。
物語も娘を嫁にだす父親のはなし。
娘側の幸せは全く見えてこない常に一方的な父親からの…
初めて小津のカラー作品を観た。
娘を嫁がせたいどことなく嫌な感じがする父(この嫌さが絶妙)と家族や同級生、恩師にまつわるあれこれ。
過去作と同じモチーフではあるが、時代の変化と共に微妙に違いがある。…
下品な話を上品に寂しい話をユーモラスに貧乏臭さをポップに仕上げる色彩と構図。ぷりぷりしまくる岡田茉莉子のチャーミング。佐田啓二のハンサム。ハッピーエンドの後に訪れる平山の哀しみ。足りないのは原節子な…
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