『土砂降り』というシンプルなタイトルが格好良くて、まず満点。メロドラマというより、負のホームドラマ。これだけ気まずい葬式のくだりもそうない。妾の子どもの名前が「松子」「竹之助」「梅代」この適当さが最…
>>続きを読む♨️のネオンを見る度にこの作品を思い出すだろう。そして車両基地から聴こえる汽車の暴力的な音。沢村貞子なのに毒がまったくない。茉莉子なのに笑いがない。さらに心中後の家族の倫理的な会話がツラい。蛇足。し…
>>続きを読む汽車とか跨線橋が良かった。岡田茉莉子たちが死んでから後が長い。家族内ディベートみたいなのがかったるい。男女の表象の古さみたいなものをなんかいつも以上に感じてしまった。桑野みゆきたちが父らへの嫌悪を語…
>>続きを読む雨ザーザー降り止まぬメロドラマの傑作。まりこ様に関する言及が多いが本作は南千住の連れ込み旅館の女主人たね、こと沢村貞子の映画でしょう。彼女に対する三人の子供たちが松竹梅、なのも良い。梅が希望役、若い…
>>続きを読む20230827、再見
同席した高橋一穂も言っていたが、改めて観ると、教条的であり、自由意志の部分で弱く、記憶ほどには良くなかった
ので、4.2→4.0に減点
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大好きな中村登、そして…
連れ込み宿を経営している妾の娘が婚約相手から見放されてしまい、ヤケクソになって道を踏み外していく話。これが中々の傑作。
心中することを決意した娘(岡田茉莉子)が連れ込み宿の点滅するネオンに照らされる…
私は、『紀ノ川』も『古都』も特にいいとも思わなく、この作家に特別惹き付けられているわけでもない。しかし、真の傑作と云うのが、一般的評価とは別に、個人的インパクトとして幾本か確かにある。そして、…
>>続きを読むほのぼのした朝、兄妹がじゃれあい投げ出される足がその後の悲劇を予感させる。
あたたかい家族、つめたい家族、愚かしい、それでもどうにもならない、美しい家族。
兄妹はラストにかけ、父母・姉の悲劇の輪…
松竹株式会社