このレビューはネタバレを含みます
マストロヤンニとアンナ・カリーナの共演ってすごいよねえ。ぜんぜんしっくりこない。ルパンとコナンが共存する画面の違和感みたいな。混ぜるのに躊躇するような、画風も線も顔料もちがうかんじ。同じ時代に生きて…
>>続きを読む緊急事態宣言下で、映画館は軒並み閉館‥と思いきや、やっていました高井戸シネマ
感染予防対策して鑑賞
ビスコンティらしくない雰囲気。
ゴタール作品以外でアンナ・カリーナを観たのは始めて。マストロヤンニ…
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一方的な価値の押し付け。その偽善的判断の結末。あるいは、当人ですらうまく掴めない感情の不可解さ。
ヴィスコンティは、アルベール・カミュの原作が持つ、人間の曖昧な本質とその暴走の恐ろしさを巧みに捉えて…
罪人が罪悪そのものではなく人間性や側面ばかりがあげつらわれ極悪人に仕立て上げられてしまう恐ろしさ。一つの事象を、私情を挟まず客観視する者と、疑惑の穿った目で見る者。それぞれが見たものは同じなのに違っ…
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