Melko

ウェインズ・ワールドのMelkoのレビュー・感想・評価

ウェインズ・ワールド(1992年製作の映画)
3.5
“ Have you seen this boy…?”

“I love you, man!”

Wayne’s world! Wayne’s world! Party time! Excellent!

もっっと突き抜けておバカなのかと思いきや、なんか意外とメッセージがまとも…でもやっぱりヘンテコ〜
ラストはなんじゃそりゃ笑

ダッサいしクサイんだけど、なんか憎めない。それがこの時代の華やかメタル
アングラインディ番組「ウェインズワールド」も然り。下品でおバカなんだけど、なんか憎めない。

やっぱり、クラブに行くとロックやメタルがかかるこの時代に生まれていたかったなぁと、つくづく…
ハードロック/ヘヴィメタルを好きな人間としては、いいなぁ〜って思えるシーンがいくつかあって、微笑ましい
ボヘミアンラプソディ聴きながら車内でヘドバンするところなんて最高に可愛い笑

アリス・クーパーの地声がめっちゃ落ち着いてて渋くてびっくり笑
今でこそホラー・ロックの帝王なんて呼ばれてるけど、元々はグラム・ロックで出てきた人だもんなぁ

ロブ・ロウ、ハートの温度低めな冷酷人間の役がよく似合う!しかも今回は八方美人で自己中なプロデューサー役!これがめっちゃリアル。人と話すときに一切笑ってない!
ガースをして「あいつは誰の友達でもない」って言わせるだけのことはある。

ウェインが恋したカサンドラ、歌う曲がオリジナルとプロデュース後で全然テイストが違うのは、メジャーデビューあるあるかしら。
ジャングルの中でヘビ巻いて歌う…MVの様子が、Toy boxのTarzan&Janeが頭をよぎった…あっちはユーロビートだけど。

今まで聴いたことなかった、レッチリのSikamicanicoって曲を知れたのは良かった
ハイテンポで音数の多い曲、そうそう、レッチリってこういう、荒削りな感じだけど半端にコピーできない絶妙にテクニカルな感じが持ち味だよなぁ、ってのが濃縮されてるような。劇中でかかるのは20秒ほどでほんと一瞬なんだけど。

いつもニコニコヘラヘラしてるけど、自分に自信のない臆病なガース、白昼夢っぽい妄想によく浸るのはなんか分からんでもなくて、ウェインよりもガースに愛着湧いちゃう。

ギャル男っぽい番組スタッフ3人組がなかなかいい味出してたのも良かった

あれ、ウェインとガースが度々カメラ目線になるのがあざとくて嫌でスコア3.5にしたのに、思い返せば印象深いシーンとキャラが多いかも。
いつか続編も見るかな〜
Melko

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