029****
□物 語 ★★★★★ ★★★
□配 役 ★★★★★ ★★★★
□演 出 ★★★★★ ★★★★
・テ ン ポ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
・喜怒哀楽 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
・ドキドキ ☆☆☆…
東京物語の原型となる映画。荒削りと言うと語弊があるが、東京物語に比べ単純痛快で娯楽寄りの映画に感じた。
勿論その根底にあるのは戦後作品でも共通する小津監督の家族観で、1941年時点で既に完成していた…
ドラマ的には「東京物語」と並ぶ傑作かも。スタイル的にも既にほぼ完成、完成一歩手前な印象。
小津作品は晩年に至るに従っていい意味でスタイルの権化と化すが、この作品(1941年)は潔癖さ以前に小津の"…
このレビューはネタバレを含みます
親不孝で不親切な兄弟に次男がブチギレる話。
次男が理想的な人物として描かれすぎな感じもするけど、一周忌の場面で三人だけが一緒に食事するシーンにはちょっと感動させられた。ブチギレる佐分利信の演技も見…
明け方、夢を見た。
小津安二郎監督の映画を分析する夢だった。
〜小津安二郎監督の映画は、
「動」と「静」の世界で描かれている。
人間が動きお芝居をしているシーンの合間に、空物ショットすなわち誰もい…
家長が急逝し、家を手放した事により生まれる一家の確執。
干支一回り後の東京物語を想起させる話だけどよりエゲツなさを感じる。居候はつらいよ…
一家の異端児・佐分利信は転勤したままフェードアウト…
カラー着色版で再見した。前半の音声の乱れは酷かったのだが、後半からは色彩も含めて素晴らしく、小津安二郎監督の戦後集大成となった「東京物語」とも相通じる家族の肖像が巧みに描かれ既に小津調は完成していた…
>>続きを読むどぎつい、あくの強い作品。
血を分けながらして、家長が居なくなった途端皆急に血の通わないような強烈な冷たさを帯びるのが人間の醜悪なところ。
世間体が第一に出てくるばかりで、温情主義的でちっとも憐憫…
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