ほぼ車内のショットだけで構成される会話劇。イランにおける離婚事情や女性の扱われ方、家族の在り方や性、愛…様々なテーマが雄弁に語られる。登場人物を繰り返し撮ることでドラマも生まれている。これをほぼ車内…
>>続きを読むテヘランの街を運転する女性(マニア・アクバリ)と助手席に乗る人の会話を追った10のエピソード。
カメラは車内(ダッシュボード)に固定された2台+路上の環境音で、助手席及び運転席の人物を捉えます。
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車内の切り返しだけだけど1度だけ異なるショットあり。それも素晴らしい。2人の人間が会話しているとき、その状況を一望することは本当は不可能なことなんだということが体感的に腑に落ちた気がする。枠の外側に…
>>続きを読む今週の課題で鑑賞。こんな独特なスタイルの映画初めて見た。良さがちゃんとわからなかったのは自分の勉強不足だと思う。
ずっと車内映像だけ。オムニバスみたいに乗る人毎に区切られていて、でも話は繋がってる…
何言ってるかは分からないけど、しかし子供と母親の切り返しが起こるまでの16分間に度肝抜かれたから絶対ド傑作。究極の車フェチ。これを観てしまうと、もう車窓から見える抜けの景色なんて気にしてる場合じゃな…
>>続きを読む90年代以降ほぼ毎回車内映像を挿入するキアロスタミがそのフェチズムを全開にした映画。
実は車内映像ってあんま好きじゃないんだけど、キアロスタミが撮ったものは不思議と見入ってしまう。
どこまでが脚…
個人的な視点で映画を撮りながら、その先にある社会(世界)が見えてくる。子供をどこまでも追い込む作り手、女性がスカーフを脱いでからの涙。結論じみた言葉は必要ない、厳しく辛い日常と共に「映画」(物語)が…
>>続きを読む【パナヒの原点】
第71回カンヌ国際映画祭で惜しくも三大映画祭最高賞受賞を逃したイランの鬼才ジャファル・パナヒ。でも、そんなパナヒの新作『3 Faces』は脚本賞を受賞した。本作はどうやら金熊賞を受…