ハルノヒノヨル

おと・な・りのハルノヒノヨルのレビュー・感想・評価

おと・な・り(2009年製作の映画)
2.5
ロケーションが美しく、音に意味がある映画。
生活音、鼻歌、声。ノイズ。
アンティークなフランス映画のような雰囲気。色彩は鈍くくすんでいる。
どこか浮世離れしているのは、登場人物を囲んでいる建造物や背景情報もあるのだろう。
女性登場人物たちの葛藤だけはリアルなもので、そこに現実的な「音」が乗って、不思議な乖離を見せている。

夢小説や乙女ゲームのように、ありえない物語へと没入する仕組みのあるような映画だなあと思う。
ハルノヒノヨル

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