こういう感じなのね、初期のカリウスマキって。
もうとにかく辛くてもやってらんねーよなことばっかり起こって、最後の最後に一筋の希望。希望は予感に留めておくのがセンス。辛みが99で救いが1。
でも、カリウスマキ観るぞーってテンションだから見れたな、正直。前情報ゼロならちょっとしんどかったわ、正直。
なんか、シュールでユーモラスで最後はほっこりなカリウスマキから入ってるから、人とか死んじゃったり、主人公が人殺すのしんどいわ。
画作りとか構図、カメラワークもまだ作家性が確立してない感じ。近年のカリウスマキに比べるとカメラが動く動く。自信を持ってドーンと構えきってない感じ。