tacoyaki

街のあかりのtacoyakiのレビュー・感想・評価

街のあかり(2006年製作の映画)
3.0
おーマジか。マジで。

枯れ葉の流れで観たから面食らったわ。

てかやっぱ最初の女出てきた時思ったよね。コイツがヒロイン!?って。なんか悪そうで愛せない顔してんなーと。やっぱりかよ、お前。その後も一から十までいいことなし。やってらんねーなことだらけ。

最後の最後に自分に差し伸べられ続けていた救いの手。幸せのきっかけに気がついたってこと?それとも、どんなに辛くても寄り添ってくれる人がいれば生きていけるってこと?

監督的には最後は微かな希望の提示をしてくれて終わったつもりかも知れないけど、結構スパルタンというか。ぶっちゃけ救いないよね。いや、金とか成功よりも、その人の存在に気づけるかどうかが幸せってこと?うーん、そういえば主人公をいじめる側の人に誰も幸せそうな人とか笑顔の人いないよね。でもなんか奴隷道徳的なねー、ちょっと説教臭いかも的なねー。

とにかく最後の終わり方。あれでGOできるセンスはさすが。説明しすぎず、ウェットになりすぎない。カリウスマキの対象との距離感はさすが。好き。

だけどなんだろう、やっぱり大分辛いもん突きつけられると言うか、内容的には辛さ99の救い1的な。もうちょいほっこり感味わいたかったよね、正直。

あとカットの繋ぎ、フェードで暗転がやけに多用されてて気になった。この辺の洗練感は2005年?ではまだもうちょいなのかな。
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