こばん

マッドマックス/サンダードームのこばんのレビュー・感想・評価

2.9
マッドマックスの3作目。
フューリーロードの前の話ということもあり、世界観は1番近い。
水を支配するイモータンジョーに代わって、エネルギーを支配するアウンティという女性が登場する。
しかもこのアウンティ、ソウルシンガーのティナ・ターナー!
なぜティナ・ターナー笑
とは言えなかなかの存在感でハマっていた。

さて、映画の題名にもなっているサンダードームとは何かと言うと、舞台となるバータータウンにあるコロシアムのようなもの。
色々ありマックスはこの中で街の裏支配者と戦うことになるのだが…。
何というかサンダードームはこの1回のみの登場で、あまり目立つ存在ではない。
題にまでしたんだから、もう少し重要なものであって欲しかった…。

そして唐突に現れる子供だけの部族。
この登場が著しく世界観を損ねた気がする。
終盤、子供たちとマックスの大冒険のようなシーンがあるのだが、グーニーズでも見てるのかと思わせる笑

マッドマックスの代名詞とも言えるカーチェイスもラストのみで、何ともヌルく爽快感がない。
ただこの作品を見ておくとフューリーロードは更に楽しめると思う。
世界観的な意味でも、カーチェイス不足と言う意味でも…。
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