好き勝手なてそ

ヘル・レイザーの好き勝手なてそのレビュー・感想・評価

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)
-
ヘルレイザーシリーズを初めて観賞。
映画「キャビン」でキャラクターが出てきていたのでいつか見たいと思っていた作品。

金属のパズルを操作すると、扉が開いて魔道士たちが現れ、究極の快楽をもたらしてくれるーー的な設定だけど、
冷静にそんなもん誰が要るん?という感じもするが…。
ただ、男女がセックスしている陶器のオブジェとか飾るような、イカレヤ◯チンスケベおじさんフランクだったら確かに欲しがりそう。
お誂え向き特級呪物だった。
しかしこの人、一体ピンヘッドになんの要望を出していたのか?結局よくわからなかったな。

1987年と古い作品ながら、SF?×スプラッターの雰囲気と奇妙なクリーチャーたちも色々登場して、今見ても個性的で面白い作品だと思った。
皮膚が引き裂かれる描写とかかなりシリコンぽかったし、カットの切り替えの粗さとかもあったけど、派生作品が出るのもわかる伸びしろ感があった。

ピンヘッドたちは思ったより全然出てこなかったのが残念だった。
この話、ほぼ助平おじさんフランクとの戦いじゃないか。
だもんで、待ちくたびれたピンヘッド氏の「呼ばれたから来たぞ」がかわいかった。
全く呼んでないし。毎回みんなに言ってるのかな?
しかもちょっと箱ずらしたら呼べちゃいそうだし。ランプこすったら出る並みに簡単なのに、ほぼ出会ったら最後の地獄行きなのしんどすぎる。

そしてジュリアはしょうもなすぎる。再婚して夫の兄?フランクと不倫して、最悪なのはその後もなお夫よりフランクを愛している。
フランクの他の女との写真を、女の部分だけ割いて捨てるあたりかなりヤバい。
なんでパパはこんな女と再婚してしまったんだ。
しかも蘇ったフランクはしばらくぐっちゃぐちゃ状態なのに、フランクだと信じて行きずりの男を誑かして殺しちゃうし、
離れて暮らそうとしてたカースティは正しかったね。

カースティ役のアシュレイ・ローレンスは、
ナタリー・ポートマンと大谷翔平の間みたいな顔立ちで、後半ずっと怯えた顔しかしてなかったけど可愛かったな。