この監督性格悪いわー。エグい。グロい。救いがない。
しかも、実際の事件から着想を得たらしい。
どこまでが事実なのかは定かじゃないが、実話ベースだと私的にテンションが下がってしまう。
でも最後まで緊迫感を保って観続けられる演出は流石。
人間性がクソな元刑事で現風俗店の元締めが風俗嬢不足で病欠の風俗嬢をほぼ脅して出勤させる件が、まあしっかりクソ。
しかしなんだかんだで感情移入できていくから、まあ不思議（時々、次長課長の河本さんに見えたりする）。
そしてサイコキラーが一見好青年。
感情が読めない感じが怖い。それにちゃんとヤバい。イカレっぷりが悪魔。
”哭声”の時も感じたが子役の使い方が巧み。この少女との出会いで、クソ元締めが幾分まともに見えてくる（消えた少女がなぜ倒れていたのかが謎）。
先輩刑事、売店のおばちゃん、市長、犬…それぞれ癖強め。
ここまで振り切った胸糞映画久々に観たわ。
