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猫は逃げたのsoramametonのレビュー・感想・評価

猫は逃げた(2021年製作の映画)
3.7
『何度も言おう。アガペーからエロースへと進化したのだ』

『ショージキ、何度もゆーな!』

とにかくカンタの顔がいい。
牛柄のアゴヒゲ顔が不敵でいい。
顔に似合わずカワイイなきごえもまたいい。

離婚届のやりとりをしているわりにはまったく切迫感がなく、余りのカレーのやり取りからまだお互いに情があるのが何となく感じられる。
浮気を告白したことがこの現状を招いたことがうかがえる。

カンタと出会う日。カラオケルームの亜子の詰めっぷりが印象的。
事実上のヒモ亭主宣言とド直球のラブソング。
逃げたくなるのもわかる気がする。

そんなある日、カンタが消えた。

『泥棒猫の猫泥棒』は秀逸の一言。

”猫は逃げた”というタイトルから自発的に逃げたのかと思ったのだが…。
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