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SFアクション映画だ。
設定が面白い。
私のようなSF大好き少年がワクワクする設定である。
主人公デビッドはジャンパーである。
走り幅跳びの選手ではない。
スキージャンプの選手でもない。
寒い冬に羽織る衣服でもない。
テレポートの能力があるのだ。
思い浮かべた場所に一瞬で移動できるのである。
それがジャンプだ。
好きな場所にジャンプできるである。
彼はこの能力を使って世界中を旅している。
ローマ、エジプト、ロンドン・・・あとは忘れたけど、とにかく世界中の風光明媚な場所にジャンプしているのだ。
作中全く出てきていないが、多分滋賀県にも行ったと思われる。
(なんで?)
これは羨ましい。
私にも行きたい風光明媚な場所はたくさんあるのだ。
姫路城とか、彦根城とか、二条城とか、大阪城とか・・・
(近場ばっかりやね)
デビッドはこの能力を己の私利私欲のみに使用している。
あまり好感の持てる主人公ではない。
この力を活用して何か善行を行おう、などという発想は一切ないのだ。
物語の主人公としては色々問題があるが、ある意味リアルな気もする。
そんな彼の前にサミュエル・L・ジャクソン(以下L)が現れる。
Lはパラディンという組織の一員で、ジャンパーの抹殺を任務としている。
パラディンは中世からジャンパーを抹殺してきており、その正体は宗教的狂信者の組織らしい。
Lはデビッドだけでなく、家族や恋人の命まで狙う。
実に冷酷無比な男だ。
デビッドは恋人を守るため、Lに戦いを挑むのであった。
そんな物語だ。
普通に面白かった。
ジャンプを絡めたアクションも良かったし、ジャンプの汎用性にも見るべき物があった。
SF大好き少年には大満足の一本と言えるだろう。
一方、私は少年の心を持つ爽やかな好青年として有名なのだが、実のところは普通のおっさんだ。
おっさんの目を通すとラストシーンが若干・・・
せっかくダイアン・レインとクリステン・スチュワートが出ているのに、あんな終わり方って・・・
あっさりし過ぎなのである。
飲み会後のお茶漬けのようなあっさり具合なのだ。
よし、明日も呑むぞ!
てな事になってしまいかねない程のあっさり具合なのだ。
人々の飲酒量を増やす恐れのある作品だと言えよう。
(言えない)