とつこ

ロシアン・ドールズのとつこのレビュー・感想・評価

ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)
3.8
【青春三部作】2作目!

30代にさしかかるグザヴィエの仕事と恋愛の物語。

仕事も恋も、
今作を通してグザヴィエはずーーーっと
もやもや・うだうだ・ふらふらしてます。

そこが共感できて、好き。

人生、バシッと決まったり行く道がハッキリ見えたりする事のほうが少ないし、
ぐだぐだしてる期間って実は大切だと思うのです。(というか、そう思わないとやってられない)

2作目は女性にもまれ、女性によって変化していくグザヴィエがテーマなのかなぁ。

三部作のなかで唯一、自分はいまいち好きではない作品……なのですが…

単純に「みんな、奔放に恋しすぎでショ」ってなっちゃって。
アムールの国を浴びるわたくし…

くっついて離れて、
喧嘩して自己嫌悪になって。
なんて愚かなんだって、
馬鹿じゃないのって思うけど、
でもみんなすっっっごい楽しそう…!
魅力的なんです。

最後の台詞がこれまた「良い」。

人生には恋愛がないと!と思える2作目。
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