言いたいことはたくさんあるのに、それと同じ位、言葉に出来ないことがたくさんある。大人も、子供も。
だからこそ、だれかと気持ちを通じ合わせることができたとき、自分の気持ちを心から話せたとき、それがすごく尊いものになると思うんです。
自分の人生が終わるとき、私は何を覚えているんだろう?
私は何を覚えていたいんだろう?
そう考えたときに思い浮かぶのは、やっぱりそういう、コミュニケーションの特別な瞬間だなって思いました。この映画で描かれているような、とても美しい瞬間。
この映画って、自分自身に思いを馳せることができる、とても素敵な映画です。
最初はホアキン・フェニックス演じるジョニー目線でストーリーを追っていたんですが、子供のジェシーを見ていると自分の子供時代が思い出されて。
自分なりの、親の愛情を試すやり方があったなぁ、とか。
同じ感想を共有するというよりは、見た人それぞれにパーソナライズされるというか…、より個人的なものになる映画。
大好きになりました!