このレビューはネタバレを含みます
自由奔放で享楽的な狂騒の20年代を象徴するようなフラッパーな女性ルル。あちこちに魅力を振りまき悪びれる事なく男たちを翻弄するのにまるで憎めない蠱惑的なファム・ファタール。
男たちにむんずと掴まれる…
ゲオルグ・ヴィルヘルム・パプスト監督『パンドラの箱』(1929)
ルル(ルイーズ・ブルックス)の底知れぬ謎の魅惑。
彼女の流転の一生を「死」によって射止める者。
ー切り裂きジャック
"娼婦"と…
シネマヴェーラ渋谷『「ハリウッドのルル」刊行記念 宿命の女 ルイーズ・ブルックス』特集で鑑賞💘その①
サイレント期アメリカ映画界で活躍し、ハリウッド黄金時代のミューズとして語り継がれる伝説の女優、…
私の思うfemme fataleはブロンドに流し目の大人の色気がムンムンに漂う美女のイメージ。
それを完全に覆された!史上最高のfemme fataleその人に。
フラッパースタイルの黒髪ショート…
【詳述は、『百貨店』欄まで】パプストの1920年代半ばからの10年間くらいの作で、観れたのは10本くらいだが、傑作かそれに準ずるものが多く、史上最高レベルのウェーブ。作家宇宙より、対象宇宙に沿う徹底…
>>続きを読むワンシーンが特に必然性もなく長いので冗長さは否めず、同じパプスト&ルイーズ・ブルックスコンビの『淪落の女の日記』の切れ味には及ばないなという感想だが、本作のルイーズ・ブルックスは、女優の美しさだけ…
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アルヴァがオスカー・アイザックに激似
ずっと音楽が楽しかった
どこかの作品紹介に'ルルに魅入られた男女が勝手に破滅していく'って書いてあったけど、伯爵夫人だけは明確にルルによって破滅させられていたよ…
1929年製作。原作フランク・ヴェデキンド。脚色ラディスラウス・ヴァホダ。監督G・W・パブスト。
大昔、ドイツ表現主義の映画作品を集めて「ドイツ表現主義映画連続上映」と称した上映会を開催した先輩が…
あざとエロかわいさ大爆発。七変化も見所だけど表情から仕草まで全てが蟲惑的。腕ぶら下がりや階段でのドアップの破壊力。むっつりパパとの舞台出る出ないの攻防も凄い。老若男女、関わるもの全てを夢中にし触れる…
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