このレビューはネタバレを含みます
・やはりゴダール映画からは「映画」そのものの可能性を押し広げるような感覚を覚える。
・字幕なしで鑑賞したことによって「映像」「音」によりフォーカスすることができた。「音」で実験方法を明示し、「映像」…
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ダンテの神曲になぞらえた3部構成により進行する。
あまりにもインパクト強すぎる地獄篇。いろいろな戦争シーンの切り抜きの連続だけど、中には日本の戦国時代のようなシーンもあって、確かにこれも戦争だと認識…
「アワーミュージック」
「ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争」の予習として鑑賞。21世紀の作品だが、21世紀の様な雰囲気がしない、ゴダール全盛期の60年代と80年代を掛け合わせた様なテイ…
後期ゴダールのポエジーは凶器的。イメージの切り返しの説明方法は『カラビニエ』における写真遊びと地続きのような。ことばと映像を互い違いに重ねてできた織物のなかにただ音楽がある。地獄、煉獄、天国それぞれ…
>>続きを読むゴダールマラソン。2004年の作品。
地獄、煉獄、天国の3部構成。前半の”地獄”パートは「映画史」でなぞった戦争映画の歴史と実際の人類の殺戮の歴史をなぞる。この10分強の映像のコラージュが殺戮の事実…
冒頭から目を覆いたくなるような残虐な戦争のコラージュで始まり、それは過去であり今であり未来かもしれない
難解だけど感じるし伝わる
代弁させたかのようなオルガの言葉はまるでゴダールの遺書なのではとも感…