フセイン政権崩壊後、祖母とともに少年が父を探す旅の中で、戦争と政治的混乱によるイラクの疲弊と復興への兆しがロードムービー調に痛々しくもみずみずしく描かれている。
イラクという土地とそこに住む人々に…
自分が理解していたのは結局表面的かつ一部であって、それも報道による偏った側面だけだったのかもしれないと気づかされる。理解していた「つもり」だったに過ぎない。世界を知るってことは重要なこと。少しずつで…
>>続きを読むイラクの街や人々が映っている
こんな感じなのか
この世界の片隅にを見た感覚と似てる
こういうものを見るたびに自分が触れたことのない物事は字面だけで理解していた気になってるのだということを気づかせてく…
「傷つけられても相手を許すのよ」憎しみではなく、許しを。憎しみあっていては前には進むことはできない。しかし、私なら許せるだろうか…。父を探す旅を通して、少年は成長していく。たった12歳の少年でもこの…
>>続きを読む戦争や紛争によるイラクの過去40年の行方不明者は100万人以上で、2009年の春までに300の集団墓地で発見された遺体は15~25万に上っているという。運よく発見された死者の数だけで考えても、これは…
>>続きを読むこういう映画は何も言えなくなる。何もない、瓦礫と黒煙の中、バスがゆく光景で、なにも言えなくなる。
とりあえず、救われない中に、親切な人達がいてよかった。
『イラク チグリスに浮かぶ平和』をもう一…