みれんの作品情報・感想・評価

『みれん』に投稿された感想・評価

IMAO

IMAOの感想・評価

4.0

瀬戸内寂聴原作というせいもあるが、男女の理屈ではないやるせない肉欲と情念をとても巧みに描いている。こういうドロドロした男女関係の話は、この頃の映画の方が圧倒的に巧い気がする。最近の恋愛表現はもっと直…

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くずみ

くずみの感想・評価

3.5

自分の悪さを自覚して生きるヒロイン池内淳子。妻の気配がウザいのは誰のせいでもない。岸田今日子から中谷昇へのリレーに笑う。ぽや〜んとした仲代達矢が不憫。全てを察しながらにこやかに近所付き合いをする、乙…

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Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5
千葉泰樹監督特集にて。分かっているけどどうにも出来ないことがある。損得だけではない女の生き方。瀬戸内寂聴らしかった。
力屋

力屋の感想・評価

3.9

酷い女だ! 不倫物語。 分かりやすく直ぐに引き込まれる。 あっという間に時間がすぎる位に面白い。
 つまり池内淳子の演技力の高さ
煩悩と欲望に溺れた男と女
お別れぽいシーンが何度かあっても
 ハッキ…

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こ

この感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

はぁ〜もういや!凄まじい!

空き缶の反復で終わるとはおもわん、
しんご、しんご、しんご、、
梅を取る乙羽信子の登場シーンに笑みが漏れる客席
仲代達矢の足元、歩き
焦る仲代達矢に価値観をかき混ぜられ…

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池内淳子ほんと素晴らしい。夫と子どもを捨てた女は愛人に酌をさせる。なぜそうなったかを省略できる説得力がある。面倒みはいいけど、ガサツに男を傷つけるし、まだまだ恋愛に振り回される隙だらけの女。枯れた仲…

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一

一の感想・評価

-

池内淳子を取り囲むタイルが比喩でも何でもなく破壊される若干バカバカしいOPに始まり、その悪夢の向こう側に覗いたグズついた現実を延々見せつける。弱さとその裏返しの図々しさが顔に張り付いている老けメイク…

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デニロ

デニロの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1963年製作公開。原作瀬戸内晴美。脚色松山善三。監督千葉泰樹。

池内淳子や満島ひかりに演じてもらって瀬戸内晴美(寂聴)はさぞかし満足したろう。はて、図々しいにもほどがあろうというものだ。

開業…

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人生の絶望、苦悩、弱さが演出でよく表れていると思う。あれだけおどおどしていた仲代が良い仕事を見つけ様変わりするところは省略が活きる。

絶望も、弱さゆえに断てない関係も現実にここにあるものに思えた。…

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うどん

うどんの感想・評価

4.0

8/20@神保町シアター

仲代達矢&仲谷昇。二人を図らずも翻弄し、行き来する池内淳子。

冒頭、タイル張りの部屋で岸田今日子に詰め寄られる池内淳子の悪夢が強烈。
岸田さんの生身の姿はここだけだった…

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