このレビューはネタバレを含みます
観ていて辛い映画でした。
戦争に行く前はどこか自由なチンピラ的雰囲気にあったマイクらが、戦争後は影のある悲しみを背負った人間になっているところがよく描かれていた。
メリル・ストリープ演じるリンダは、戦争後はマイクに抱かれようとするけれど、それはニックが帰ってこない不安や悲しみから不安定になってしまってるのだろうと思った。
戦争に行く前は戦地がまさかそこまで狂った世界とは知らなかったはずで、そこに入ってしまったがために、すべてが破壊されてしまう。戦争の狂気が怖い。
シカのハンティングと、ロシアンルーレットで生命を娯楽にする狂った戦争が対比して描かれている。