この作品好き。
あの経験後、それでもそこに幸福があったことを認めて伝えようとするって凄く強い。一方でマイナスの感情があることも認めているし吐き出してくれているから、親近感めいたものを抱く。
とても素…
このレビューはネタバレを含みます
久し振りにキツいものを見た。2002年にノーベル文学賞を受賞したユダヤ人、Kイムレの自伝。それだけにただただリアルだ。今までアウシュビッツものを何作が見ているが、これは結構しんどいレベルは高め。
…
地獄を見たと、見ていない人間は口にする。
しかしそれは経験していない人間の、単なる軽々しい言葉でしかない。
幸福とはなんなのか。
強制労働を強いられ、膝に蠢く虱を見つめながら、死体と共に運ばれ…
ホロコーストを扱った映画の中でも異色だと思う。
当時の描写は凄まじい。だけど原作著者の実体験ということで淡々と描かれていた印象。だからこそ主人公が静かに憔悴していく様はとにかくリアルで心が痛かった…
ハンガリー発。淡々と語られていくホロコーストの体験談。少年の顔にはりついた汗が印象的。作風は様々な拷問処刑シーンを詳細に描いているのではなく、収容所という非日常で感じた細やかな優しさを描いている。我…
>>続きを読むホロコーストを描いた作品は多くあるけれど、この作品は他の作品にない視点での1本だったなと思う。〜運命ではなく〜とあるが、電車かバスどちらかを選択、警官に「逃げろ」と目配せされたにもかかわらず、その場…
>>続きを読む子供と大人の境目、14歳のユダヤ人ジュルカの目線で辿る戦争。
映画が始まってから彼が目にしたもの、耳にしたもの、理解できるものを共に追っていくので、既にジュルカの中で当たり前になってることや、ジュ…