世界映画の最先端。古典サイレントに恭しくほほえみかけつつの。
映るほとんどすべてが「言語してる」。簡潔かつ巧妙に。もちろん、あちらこちらが本物の現代詩で飾りつけられて。技の連続だが少しも難解でなく。…
1人の小説家が声が出なくなり3年。
作品が書けなくなった。
作品を待つ編集者。
小説家に付き合うしかない妻。
そして、小説家のファンの少女。
ぐるぐる回っても状況は変わらない。
秋を待つ理由…
秋=落葉=腐葉土というイメージの連鎖に包まれることで、物質循環のまなざしをもって人々の生を見届けることができる。半ば鼓舞されるように。
「ぼくはまだ黒い芯をたかぶらせている」
どのように有機化さ…
五感とも第六感とも違う もっと根本の遺伝子みたいなトコで 秋の深みを思い知らされました
その言葉にできない胸騒ぎの正体が 新しい何かを待ちわびる為なのか 何かを喪失してしまう不安を帯びた哀愁からな…
還暦男の友情と恋心・・・
その歳で自分の事を君づけで呼んでくれる先輩未亡人やきわどい事を言ってくる若い娘。確かに歳を取ると幅広い世代との交流は有意義だね。
趣里は両親の血を如実に表す顔立ちで、不思…
「ザ・昭和」の映画館が主役の伊藤洋三郎を迎えての上映。前日にたまたま知ってあわてて見に行った。20人に満たない観客。前売りの料金でいいよと。この映画館はホントいいな。
伊藤洋三郎といえば石井隆作品…
これほど「秋」というタイトルがふさわしい映画はなかなかない。枯葉色に染まる情景と、人生の秋を迎えた者たち、そのすべてが陰鬱な冬を迎える気満々。
そんなショボくれたお話なので、大して面白いものではな…
映画監督でもあり詩人でもある福間監督の同名の詩の映画化。
印象的な言葉が多かった。
あと地面の映像。
監督の「意外と空は無表情。人の生活している地上、地面の方が表情豊か」ていう言葉になるほどとなりま…
こういう作品が苦手だという方も多いかと思う。劇映画の演出としては少々大胆過ぎる様にも思える。
しかし、そういう作品に出会える事を期待して第七藝術に行くのだから、もうそれは楽しむしかない。
以前趣里と…
『秋の理由』製作委員会