ベートーヴェンの弦楽四重奏第14番は7楽章ある曲で、全楽章休みなく弾がなくてはいかんらしくて。それと人生を重ねてるっていうストーリーの作りが良いですな。音楽ウンチク語りたい人間にはいいネタ。
大人に…
良かったです。なんとなく音楽のある作品が観たくて選んだのですが、崇高なイメージのある音楽家たちの、意外にも?下世話な人間ドラマ。
互いに様々な思いが混濁しつつも、演奏はきっちり締まっているプロ達が…
【ふにゃる弦】
これはスペックからみたくなりました。ウォーケン、ホフマン、キーナーという好物が並び、撮影エルムズ、音楽バダラメンティというかつてのリンチ組という魅力にも惹かれ。
たぶん初めてのア…
「良かった部分だけ強調して、励ましてくれた。後のことは欠点ばかり探るような馬鹿どもに任せておけばいい。一瞬でも素晴らしい音を聴けたことに感謝する」
チェロの奏者がパーキンソン病になり、4人で演奏が…
親のような存在のリーダーの病気をきっかけに不満が表面化し、ギスギスしてくる弦楽四重奏の仲間たち。
ギリギリまで弾いて、曲の途中であってもスパッと引退する姿が良かった。
自分がいなくても見事に演奏する…
自分は最初から夫を愛していたか分からないけど、ずっと愛してくれていた夫の一度の過ちは許せない。
そんなジュリエットがなぜあんな態度でいられるのかがよくわからなかった。
ただドロドロの内輪揉めを…
このレビューはネタバレを含みます
さすがのベテラン俳優陣が魅せる。一人の引退宣言、浮気による夫婦間の亀裂、娘と仲間の関係。演奏会が近づくにつれてほつれていくチームワーク。やっぱり演奏が上手いだけではダメなんだね。
最後、ピーター…
情熱を内に秘め、自分自身の境遇と向き合うクリストファー・ウォーケンの表情が素晴らしく、それに、フィリップ・シーモア・ホフマンとマーク・イヴァニールがそれぞれ別々の男性像をぶつける構図で、惹きつけられ…
>>続きを読むカルテットは人間関係が難しい。四つの音が濃密に混じり合っているようで、個性と感情がぶつかり合っている。一度ズレ始めるとキツイ。どこかで我慢していたものが噴き出してくる。
この4人の関係も25年も一…