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ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区のKeigoのレビュー・感想・評価

3.5
ポルトガルってそういえば名前は知ってるけど国のこと全然知らないなと。バスコ・ダ・ガマとクリスティアーノ・ロナウドとあとは…

『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』とタイトルを聞いても「ギマランイス?お米料理?あ、ライスじゃないか。なんか特殊なイス?」というレベルのなんとも情けない有様。(ポルトガルの人達ごめんなさい)

ギマランイスはポルトガル王国の初代国王であるアフォンソ1世が生まれた場所で、ポルトガル誕生の地と言われている街で世界遺産にも登録されているらしい。

で、なぜそのギマランイスが舞台になっているかと言えばそれは、ギマランイスがEUで毎年代わる代わる選ばれる欧州文化首都に2012年に選ばれたから。

それをきっかけに欧州の巨匠達が集められて、ギマランイスを舞台になんか撮ってくだせえ的な企画のオムニバス映画。

そして選ばれたのは
アキ・カウリスマキ
ペドロ・コスタ
ビクトル・エリセ
マノエル・ド・オリヴェイラ
の4名の監督。

そんな作品をビクトル・エリセ目当てでレンタルしたというわけ。ペドロ・コスタとマノエル・ド・オリヴェイラの作品は初めて観た。

アキ・カウリスマキのは良かったなー。
やっぱりアキ・カウリスマキの作品はクセになる。

ペドロ・コスタの作品は思いっきり面食らった。正直何にも分からなかったと言っていい。

お目当てのビクトル・エリセはインタビュー形式のドキュメンタリータッチな作品。濱口竜介監督の東北三部作思い出したな。とても丁寧に話しを聞く姿勢。とてもいい。

マノエル・ド・オリヴェイラという監督はこの作品の公開時に104歳だったらしい!衝撃…!なんというか絶妙におかしいシュールさがあって面白かった。

全体としてはスコアはこれぐらいかなと思って付けたけど、ポルトガルのことをほんの少しだけ知ることが出来たしどの作品も毛並みが違って楽しめましたとさ。
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