トシ

女子ーズのトシのネタバレレビュー・内容・結末

女子ーズ(2014年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

🎬女子ーズ🎬

DVDにて鑑賞

公開日2014,06,07

監督#福田雄一

出演#桐谷美玲 #藤井美菜 #高畑充希 #有村架純 #佐藤二朗

【ストーリー】
世界征服を目論む邪悪な怪人を倒すため、名字に色が入っているという理由だけで司令官チャールズに集められた5人は不本意ながら「女子ーズ」として戦隊を組み、戦うことに。
全員がそろって繰り出される必殺技「女子トルネード」が最大の武器だったが、いまどきの女子たちは恋愛や仕事、野暮用で忙しく、なかなか全員がそろうことができない。。

連続鑑賞の合間の箸休め的作品を鑑賞。

【コメディとして】
今や福田組と言ったらこのゆるーいコメディ作品?本気作品?を作らせたら右に出るものはいないというぐらい(言い過ぎか🧐)安定したテンポの笑いを与えてくれる監督。

今回も冒頭から佐藤二朗さんが出ている段階でそりゃこうなるでしょ😎

この監督の上手いところは出演者が途中で笑ってしまってもカメラを止めることなく流し続けるというところ。
実際に笑ってしまってもそれをそのまま使うところ👏
これにより観ている人にも画面を通して作品の空気感が伝わり一緒に笑ってしまう雰囲気が出来上がる!

一種の誘い笑いの様な効果を出しているといえる👏

【オマージュ】
戦隊をテーマにしている為、特撮ヒーローのオマージュが多々見られるのは良いし、特撮愛に溢れたものである。
そもそも【女子だけで戦隊】というテーマが斬新である。

【女子の性質】
やはりヒーロー色よりも女子色を強く打ち出す為、女子あるあるの様なことも多い。
そのあるあるをリアルにする事でヒーローとのギャップしっかり作っているのも良い所👏

普段みんなは仕事をしていたり、その仕事もキャラクターによって三者三様であったり、集まらない理由や常に5人いなくちゃいけないのか?など女子の性質を通り越した戦隊のあるあるにまで切り込んでいた。

【怪人】
毎回そんな長尺な登場ではないが約8体登場した怪人たちはとても良く作り込まれている❗️
ここにも自分の特撮熱が熱くなったところ。

しっかり女子ーズたちを待っているところなどどこか愛らしい怪人たちの活躍をもっと観ても良かったかなぁと終わったら思う。。

【カラー】
メンバーは定番の5人。
そしてカラーはレッド、ブルー、イエロー、グリーン、ネイビーとなっている。。。。色分けが5色しかないのに配色が若干カブっているという。
女子を戦隊にしただけでも良いのに、あえてカラーを被らせここもズラしを入れる福田監督の着眼点は大好き😎

以外とピンクという一番女の子らしいカラーがあえてないのも注目だろう。

【主役の女優5人】
女子ーズを演じた当時の若手女優達は現在とても立派にブレイクしている👏
実写版セーラームーンの様な感じ。
今では聞くことの出来ないなかなか際どい言葉も発しているのでそこも注目😎

【ネイビー・紺野の彼氏】
これも如何にも福田組キャラクターと言わんばかりの強者が登場。
ルックスに見合ってない中身が二枚目すぎる紺野の彼氏・公彦。
とてつもなく訛っていて、ポコッと出たお腹をペしぺし叩くという曲者。

極め付けは名前である。
【道明寺公彦】という完全なる名前負け❗️もうここまでくると見事👏
別れ際のやりとりはまさにショートコント。

【俳優の無駄遣い】
主役の若手女優達もだが、脇役達も負けていない!
というか脇役が妙に豪華であるが少しの出番でまさに無駄遣い!
・直子の彼・成瀬輝彦(大東俊介)
・直子の会社の課長(岡田義徳)
・演出家・皆川(安田顕)
・アルコ&ピースとラバーガール(大水洋介)も出演しており芸人達も出ている!

そしてやはり出てきたのはムロツヨシ!
やっぱり出ますよね〜👏

【まとめ】
ものすご〜く肩の力を抜いて鑑賞できるゆる〜い作品。
ただのコメディだと思っていたら、実際『仕事しながら世界を守るって大変だ!』というユルいメッセージに感じるかもしれないが、とても大事なことを伝えてくる😎

女子達が恋愛に仕事に奮闘する姿を戦隊をテーマにしつつしっかり描けていることは見事でしょう!
それによりゆるさとのメリハリがしっかり描けていた。
トシ

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