トシ

ワンダーウーマンのトシのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

🎞ワンダーウーマン🎞

BDにて鑑賞

公開日2017,08,25

監督#パティジェンキンス

出演#ガルガドット #クリスパイン #ロビンライト

【ストーリー】
ダイアナは一族最強の者しか持てないと言われる剣に憧れ、強くなるための修行に励む中で自身の秘められた能力に気付く。
ある日、島に不時着したパイロットのスティーブとの出会いで、初めて男という存在を目にしたダイアナの運命は一転する。
世界を救うため、スティーブとともに島を出てロンドンへと旅立つ。

前回鑑賞作品の【バットマンvsスーパーマン】でデビューを飾ったワンダーウーマンの単独作品!

【第一次世界大戦】
今作の背景にあるのは第一次世界大戦。
第二次世界大戦のナチスなどを取り上げる映画は多いが第一次というのはあまり聞かない。
毒ガス兵器の使用なども第一次世界大戦からなのでそこを取り扱うのはかなり興味が湧く👏

【女性ヒーロー】
女性だけのアマゾン族が暮らす島で戦士として育っている。1人の強い女性像も立派に確立していると言える。

社会に対しての意見もストレートなものが見受けられる。そもそも女性だけの島なので人間社会にきて社会問題でもある男女差別の概念がないのは大きい!
また秘書の『上司の世話は私がします』の発言にはダイアナは『それを私の国では奴隷と呼ぶ』などと論じている。
社会に対する疑問や理不尽さにも斬りかかる姿はまさにヒーローである。

スーパーマンのクラークケントが返信前はスーツに黒縁メガネという姿だが、それを彷彿とさせるダイアナの姿も描かれている。

marvel作品のキャプテンマーベルもそうだが女性ヒーローを最強に描くのはお決まりなのだろうか?
女性が社会に進出していく中、ここまでかっこよく、強い頼り甲斐のある女性像はまさに理想と言えるだろう👏

【アクション】
ここにも女性ヒーローとしての華麗さが見えるアクションシーン。
しかもワンダーウーマン自身がそこまでガッツリ武装をしているキャラクターではないので程よく露出された肌、アマゾン族なので武器を使っても肉弾戦がメイン!
一つ一つの動きにも見逃せないもの。

ドイツ軍に対して、馬や弓矢を使い制圧していく様は圧巻。
この華麗な戦いや美も今作の魅力だろう。

【スティーブとダイアナ】
出会っていくつもの場面を共にしていくに連れ惹かれあっていく2人。
そこの関係性も見どころの一つだが、クライマックスにおいて、人間に対する絶望の気持ちを抱えたダイアナ。
勿論スティーブに対しても不信感を抱く様になってしまう。

お互いの心境的に違いが生まれたりはあったが信念である【平和】は同じなのでダイアナはこの様なことがあっても、スティーブの言葉を信じ悪に打ち勝つことができたと考える。
だからこの2人は惹かれ合うんだろう。
男を知り、そこで人間に絶望感を抱いてしまうが愛を知りるこの流れは素晴らしい👏
戦士としての成長をこういった切り口で表現するのは良い!

【ドイツ兵の扱い】
ナチスでお馴染みの冷酷で残虐的な象徴のドイツ軍だが、今作での扱いというかなんというか、雑な面がとても目立つ😅
脇が甘く潜入や作戦失敗が多い、兵器や武器も簡単に奪われたりとちょっとここに対してのリアリティが感じられなかったのは残念。

舞踏会やラストの舞台の基地にへの簡単な潜入は流石にね😅

【まとめ】
設定はしっかり、物語自体はそう難しくなく楽に鑑賞できる作品。
続編で描かれることも多かったりするので現在公開中の作品も早急に鑑賞したいと思う😎

主演のガルガドットのオーラがあるからこそここまで魅力的な作品に仕上がったのだと感じるし、まさにカッコ良い女性!がそこにいる👏🎞

トシ

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