実在の落語家、桂米喬をモデルにした藤本義一の小説『鬼の詩』の映画化。
そうだった。ATG映画はこうだった。どこまでも一緒に堕ちていこうと言いながら、ギリギリのところで踏ん張る男女の愛欲。薄暗くかび…
村野鐵太郎監督のATG映画「鬼の詩」は、藤本義一の直木賞受賞の小説の映画化で、明治末期の大阪の実在の落語家・桂馬喬をモデルにして、芸の鬼の凄まじい生き方を描いた作品だ。
若い頃の馬喬(桂福團治)は…
このレビューはネタバレを含みます
「火宅の人」を観るために行ったら
チケットを取り間違えていたことが発覚。
国立フィルムアーカイブの
チケット予約はわかりづらすぎる!
予約完了メールにタイトルがないのも不親切!
帰るのも勿体無いの…
前半との落差がすごく、後半は別の作品を見ているようでした。芸に対して真面目すぎたからこそ、たどり着ける境地ではあったのでしょうが、あまりに自分勝手な男であり、嫁が可哀想でした。
YouTuberが過…
実物の奇人落語家をモデルにした、芸とは何か?芸への追及とは何か?を描いた作品。到底テレビ等では放送出来ないだろうが、○○コを食べたり、電球をなめたり、天然痘のあばた顔をネタにしたり、決して見ていて気…
>>続きを読む芸事を描いた映画としては、ピカイチである。客のために狂っていく流れなど、見事である。
ただ、全体の構成が悪い。中盤までがタルいのである。己の芸を見つけ、その芸を磨き、さらに鬼になっていく中盤あたりか…
福團治さんの鬼気迫る演技、片桐さんの母性溢れる演技、五郎さんの弟子思いの演技に途中から涙が出てきました。
主人公の桂馬喬は上方の落語家である二代目桂米喬(1860〜1904)がモデルになって…