Takashi

マイ・インターンのTakashiのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.5
アマゾンプライムにあったので、なんとなくみたら面白かった!

私はスーツが好きで、ネクタイも好きだし、ポケットチーフもする。
だから、ベンにはものすごく共感。
Tシャツなんて休日に着れるのだから、仕事の日くらい、スーツを丁寧に着ておしゃれを楽しめばいいのに、と心の底から思う。
スーツが着れるなんて、大人の男の特権だろ。

この作品は、電車で少しづつ鑑賞していたのだけど、ちょうどこの作品をみていたときに、ハンナアーレントに関する書籍を読んでいました。
どうやら、ハンナアーレントは、「新しい」というのは実は保守で、「革命」というのは歴史的にも、Revolutionの語源からしても「復古」に向けた活動をいうとみていたらしい。
このことを本で読んで、えらく考えさせられたのだが、このマイインターンという作品は、「新しい」が保守で、クラシックが「革命」という話なのだ。

電話帳会社を定年退職し、妻にも先立たれたクラシックな男ベン(ロバートデニーロ)は、アンハサウェイが経営するネット企業に再就職する。この最先端の企業の中で、クラシックな男ベンが周囲に良い影響を与えて皆を変えていく。まさに新しいという保守の中に身を置いたクラシックな男ベンが革命を起こす。考えさせられる話であるし、ものごとの本質をついていると思う。

ベンは本当に魅力的な男で、こういう人になりたいなと思う。
ロバートデニーロの名演がすばらしい。

みんな、もっとスーツを楽しもうよ。
Takashi

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