このレビューはネタバレを含みます
DC推しとしては堪らないものがあった。物語のモチーフとしては限りなく一神教、キリスト教を描いていながら、同時にヒーローの群像劇を魅せる器用さ。これまで「神と人」という対比が多かったDC作品において、本作は「神」ならぬ「孤独なヒーローたち」が頼もしく描かれていた。DCユニバースを期待させる、非常に魅力的な導入になっていると言える。
特にスーパーマンについては、製作陣のあつい愛情を感じた。彼はさしずめ、「パンドラの匣」の隅っこで輝いていた、一握りの希望だろう。
関連作もこれから順次公開ということで、非常に楽しみだ。深まりゆくDCユニバース、そしてジェシー・アイゼンバーグが大好きなので、ヴィランも含め目が離せない。