神田さんの映画レビュー・感想・評価

神田

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ヴェノム(2018年製作の映画)

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シンメトリー(左右対称)。このモチーフの上手さといったらない!


スパイディのクイーンズを離れ、本作の舞台はサンフランシスコへと移る。ここは近年ではBig Hero 6(ベイマックス)の舞台のモ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

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思い出すだに泣きそうなので、ざっくりと感想メモ。


ハッピーエンドへ向かっていく、そんなバイアスがかかっていたように思う。
妻と娘と暮らす、大人のクリストファー・ロビン。仕事に追われてくたびれた彼
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

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※例のごとくとても長い。




他者への壁。
抑圧される者どうしの抗争。
父が始めた戦争。
過ちから目を逸らす嘘、伝承。

あらゆるテーマが見事に詰め込まれた物語だと感じた。マーベルの作品の中でも、
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

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もうずーーっとずーーっとこんな映画が観たかった。自分に嘘をついたり、守られたり、主人公と恋仲になって終わったりするような描かれ方をしない、自立した女性の映画が観たかった。







8人の女性が
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

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観てきて、すぐに感想が書けなかった。


とにかく重い、深い、面白い。最早あのお馴染みのテーマが似合わないくらいに、「恐竜へのロマン」がエゴとして可視化された一作だ。SWといいDark knight
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

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推しのジェシーが出てるので必然的に大好きな映画です。せっかくなので、ジェシーに注目して感想を書いておこうと思います。


ジェシーが本作に出演した理由、それは「二重に演じることができるから」だそうで
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

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DC推しとしては堪らないものがあった。物語のモチーフとしては限りなく一神教、キリスト教を描いていながら、同時にヒーローの群像劇を魅せる器用さ。これまで「神と人」という対比が多かったDC作品において、
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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いつまで「禁断の愛」とか言ってんだ!
という気持ち。(批判コメです)



いやここまで前時代的な描き方もないんじゃないか。「一夏の恋」「少年と青年」「美しい森」「禁断の果実」「悲しい別れ」……いっ
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

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明るく気丈に振る舞う声音と、対照的に正直な爪先。牛尾憲輔氏の小気味好い音楽。映画館で観て良かった。良かった。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

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「あなたが普通じゃないからこそーーー」

エニグマの解読に挑む数学者。BBCシャーロックを観た人は、ぜひ本作を観てほしいと思った。シャーロックとはまた一味違う「天才」の姿を、カンバーバッチ氏が見事に
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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水辺は境界を表すんですって。

「あなたが落としたのは、金の斧?銀の斧?」然り、「天女が湯浴みをしている隙に羽衣を奪ってしまえ」然り、「大きな桃がどんぶらこ」然り。水辺ってのは、世界各国の民話に
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

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うわー天才だなー理解できないなー
という感じではなかった。名手ボビー・フィッシャーも人の子なのだと、そう思わせる作品だった。


チェスの天才ボビーは、世界大会で数々のマスターを倒していく。冷戦の最
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人生はローリングストーン(2015年製作の映画)

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ジェシーが好きで観た。彼の出ている作品は何でも高評価してしまうから、ただの萌え語り程度に記録しておく。

本作は、実在の作家デヴィット・フォスター・ウォレスを取材した、記者リプツキーの記録である。片
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

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美しい光が物語る映画だった。

本作はサルー・ブライアリー氏の実体験に基づいている。迷子になったサルーが歩いた距離、目にした風景、故郷の家族を想った日々は、どれほどのものだったろう。切ないピアノの旋
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

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※すごく長いです。

賛否両論あるようだが、私は本作を叩くつもりはない。むしろ、拍手を送りたくなった。
ただ冷静に考えてみれば、本作を低く評価する人の気持ちも分かる気がする。そこで、本作の評価が二分
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否定と肯定(2016年製作の映画)

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ざっくりまとめ。

英国の名優が多く出演した、「否定と肯定」。特にアンドリュー・スコットの芝居が素敵でした。
導入部が分かりやすいおかげで、予習なしでも入り込みやすい。さすがBBC、という感じでしょう
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

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17歳にしては、ドラマがありすぎる。

そんな風に思うかもしれない。本作は、冴えない主人公チャーリーが、美少女サムとその兄パトリックに出逢い、高校生活を過ごす青春映画だ。三人はそれぞれに心の傷やつら
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オデッセイ(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


「元気をもらえる映画」
そんなクサい売り文句を、よく耳にする。「心があったまる」だの「優しくなれる」だの「あなたもきっと涙する」だの。ヒューマンドラマにはありがちなレッテルだ。私は、そういう「お涙頂
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