このレビューはネタバレを含みます
シンメトリー(左右対称)。このモチーフの上手さといったらない!
スパイディのクイーンズを離れ、本作の舞台はサンフランシスコへと移る。ここは近年ではBig Hero 6(ベイマックス)の舞台のモ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
思い出すだに泣きそうなので、ざっくりと感想メモ。
ハッピーエンドへ向かっていく、そんなバイアスがかかっていたように思う。
妻と娘と暮らす、大人のクリストファー・ロビン。仕事に追われてくたびれた彼>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
※例のごとくとても長い。
他者への壁。
抑圧される者どうしの抗争。
父が始めた戦争。
過ちから目を逸らす嘘、伝承。
あらゆるテーマが見事に詰め込まれた物語だと感じた。マーベルの作品の中でも、>>続きを読む
もうずーーっとずーーっとこんな映画が観たかった。自分に嘘をついたり、守られたり、主人公と恋仲になって終わったりするような描かれ方をしない、自立した女性の映画が観たかった。
8人の女性が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
観てきて、すぐに感想が書けなかった。
とにかく重い、深い、面白い。最早あのお馴染みのテーマが似合わないくらいに、「恐竜へのロマン」がエゴとして可視化された一作だ。SWといいDark knight>>続きを読む
推しのジェシーが出てるので必然的に大好きな映画です。せっかくなので、ジェシーに注目して感想を書いておこうと思います。
ジェシーが本作に出演した理由、それは「二重に演じることができるから」だそうで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
DC推しとしては堪らないものがあった。物語のモチーフとしては限りなく一神教、キリスト教を描いていながら、同時にヒーローの群像劇を魅せる器用さ。これまで「神と人」という対比が多かったDC作品において、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いつまで「禁断の愛」とか言ってんだ!
という気持ち。(批判コメです)
いやここまで前時代的な描き方もないんじゃないか。「一夏の恋」「少年と青年」「美しい森」「禁断の果実」「悲しい別れ」……いっ>>続きを読む
明るく気丈に振る舞う声音と、対照的に正直な爪先。牛尾憲輔氏の小気味好い音楽。映画館で観て良かった。良かった。
「あなたが普通じゃないからこそーーー」
エニグマの解読に挑む数学者。BBCシャーロックを観た人は、ぜひ本作を観てほしいと思った。シャーロックとはまた一味違う「天才」の姿を、カンバーバッチ氏が見事に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
水辺は境界を表すんですって。
「あなたが落としたのは、金の斧?銀の斧?」然り、「天女が湯浴みをしている隙に羽衣を奪ってしまえ」然り、「大きな桃がどんぶらこ」然り。水辺ってのは、世界各国の民話に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
うわー天才だなー理解できないなー
という感じではなかった。名手ボビー・フィッシャーも人の子なのだと、そう思わせる作品だった。
チェスの天才ボビーは、世界大会で数々のマスターを倒していく。冷戦の最>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ジェシーが好きで観た。彼の出ている作品は何でも高評価してしまうから、ただの萌え語り程度に記録しておく。
本作は、実在の作家デヴィット・フォスター・ウォレスを取材した、記者リプツキーの記録である。片>>続きを読む
美しい光が物語る映画だった。
本作はサルー・ブライアリー氏の実体験に基づいている。迷子になったサルーが歩いた距離、目にした風景、故郷の家族を想った日々は、どれほどのものだったろう。切ないピアノの旋>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
※すごく長いです。
賛否両論あるようだが、私は本作を叩くつもりはない。むしろ、拍手を送りたくなった。
ただ冷静に考えてみれば、本作を低く評価する人の気持ちも分かる気がする。そこで、本作の評価が二分>>続きを読む
ざっくりまとめ。
英国の名優が多く出演した、「否定と肯定」。特にアンドリュー・スコットの芝居が素敵でした。
導入部が分かりやすいおかげで、予習なしでも入り込みやすい。さすがBBC、という感じでしょう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
17歳にしては、ドラマがありすぎる。
そんな風に思うかもしれない。本作は、冴えない主人公チャーリーが、美少女サムとその兄パトリックに出逢い、高校生活を過ごす青春映画だ。三人はそれぞれに心の傷やつら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「元気をもらえる映画」
そんなクサい売り文句を、よく耳にする。「心があったまる」だの「優しくなれる」だの「あなたもきっと涙する」だの。ヒューマンドラマにはありがちなレッテルだ。私は、そういう「お涙頂>>続きを読む