人が死ぬというコメディに自分がこうも喜べないのだと分かってビックリした
ギトリの漫才的な面白さというよりも、"コメディ"らしさを満々感じて、あまり乗れなかった
漫才は畳み掛ける詭弁をいつの間に…
このレビューはネタバレを含みます
キャストとスタッフを監督自ら面と向かって褒め殺す変なオープニングに“満遍ない善意は周り回って寧ろ悪意”なそういう毒薬かと勘繰ってたら、憎み合った30年夫婦が互いに毒を盛り合うまんまな毒薬でまったく関…
>>続きを読む基本的に人物の単純な切り返しを駆使するため、中盤ダレてるとは思うけど、奥さんが死んで以降からが本領発揮とばかりにミシェル・シモンが素晴らしき殺人者として滅茶苦茶な理論を語り出すのが最高に笑える。子供…
>>続きを読む【詳述は、『幸運を!』欄で】四半世紀ぶり、邦訳スーパー入りでは初めてで、強靭密度を実感する。それしても、二十年近くを隔てて、天地的作品世界観の違い、極似した映画技堪能スタイル、(『幸運~』と『毒薬』…
>>続きを読む2023/1/15@ シネマヴェーラ渋谷
ヌーヴェル・バーグ前線
犯罪かもしれないけど仕方ないじゃない!が通ってしまうのが面白い展開。ただ水を差すようなこというけど、男性が作ったコメディではある。お…
田舎のお互いに殺意を抱く夫婦がラジオを掛けながら延々とワインを煽る、その行き詰まった感じがいい。妻は夫のワインに殺鼠剤を入れるが夫は妻を包丁で刺し殺す。その夫が裁判で自己弁護を朗々と語り無妻になって…
>>続きを読むこれは私の見方が悪いのだが、冒頭、夫婦の食事風景で思わず涙してしまい(その理由は、夫婦が危機に瀕してもなお互いの役割を心得ているかのように振る舞う光景にあるのではなく、ごく自然とふたりが無言で食卓を…
>>続きを読むギトリが物語には出てこない分、灰汁が抜けている。そしてギトリ作品の特徴的な長い会話や屁理屈が、裁判という格好の舞台にうまくはまっている。ラストに向かって繰り返される場面転換で増すドライブ感。こんなに…
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