岩波ホールで「静かなる情熱」を観てきた。米国の女性詩人、エミリ・ディキンスンの女学校時代から亡くなるまでの生涯を描く伝記である。
信仰の強制を嫌い、潔癖な人だったが、容姿等に劣等感を感じていたのか…
詩のナレーションは美しく言葉が染み入るものの、断片的にエピソードが挟まれるだけで期待外れ。
バッファムとの率直で辛辣な会話は楽しいけど、親友スーザンとの関係も殆ど掘り下げ無し。
シンシア・ニクソ…
「宗教はアヘンだ」(マルクス)、というのも、逆に「信じなければ地獄に落ちる」(キリスト教原理主義)、と言うのも、ともにそういう環境で育つとねじくれた事になってしまう。はみ出そうが留まろうが、正しき指…
>>続きを読むアメリカの詩人エミリー・ディキンスンの伝記映画だが、
映画の題名通り静かなる情熱で詩を作ったエミリー。
彼女は激しい魂の叫びを素直に言葉にした。
キリスト教の教えからくる厳しい魂の束縛、社会的な規範…
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