菜奈

来るの菜奈のネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作履修済み。

個人的に好きだったところは、1番は琴子の除霊シーン。色々な人と協力して行う除霊はインパクト大!!最後の琴子の「来なさい!」という台詞好きすぎる。かっこいい✨✨️

あと、秀樹のキャラクターとしての描き方上手いなと思った。秀樹嫌いだ!とかムカつく!という人がほとんどだと思うけど、あそこまでイラつかせる、しかも多くの人にそうさせるキャラクター作れるの凄い。
子供が泣いていてもブログ見てニコニコしてるところとか、奥さんに対して「1人産んだくらいで偉そうに」などの暴言もニヤつきながら言っているところとか本当に殴りたくなる!!

他には、結構グロいシーンもあったところかな。原作でもエグいシーンあるけど、そこをしっかりやってくれているのも高ポイント!

残念だったところは、原作で重要だと思われるところがない点かなー。映画だと尺などもあるので難しいとは思うけれど、なぜぼぎわんが秀樹の家に来るのか、という点をもう少し丁寧にやって欲しかった💦

あと、琴子のキャラクター像が原作とで違うかも💦
映画では、知紗をぼぎわんに返そうとしているけれど、原作では逆に守ってるんだよなー。原作の琴子が冷徹に描かれているのは少し残念。原作では真琴のこと大事に思ってる描写もあるんだけどね…。

個人的に嫌だなと思ったのは、野崎の「たかが子供のイタズラ」という台詞。関係の無い人達も巻き込んでいるのに、そういう台詞はないなと思った。野崎に反論した琴子の方が正しくないか?知紗はたしかに可哀想だけど、だからといって他の人が死んでいい理由にはならないよね。
あと、除霊を邪魔してるのも嫌かも。邪魔して琴子が霊障?で吐血したら「あなたも弱いのでは?」(こんな台詞)って言うの、はあ!?ってなった。
こういった野崎の台詞は原作にないけれど、入れないで欲しかった。野崎の印象下がってしまった😭

結論、野崎の台詞のせいで、琴子が悪者とか薄情者みたいに描かれているのは本当に納得いかなかった!!!以下、原作の琴子の台詞。

・「わたしに何かあったら、知紗ちゃんを頼みます」
・「真琴を傷つけるのか?わたしの最後の家族を」

原作好きとしては、壮大な除霊シーンは楽しめたし、松たか子さん演じる琴子もクールで良かったけれど、不満な点も結構あるなと思った。
最後、秀樹は原作の方がクズ発言多い笑笑
菜奈

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