今まで生きてきた中で幸福だった瞬間、後ろ髪をひかれる思い出とか
選ばなかった道、持てたかもしれない幸せとか
変わらなきゃいけないと頭で理解していても、変化がどうしようもなく怖いっていう気持ちとか
"やりたいことをやろう"と決めたときに感じる、周りの子より一歩進んでいるという自負、
一方で、自分だけが大人になりきれてないだけなんじゃないかって、取り残されているような恐ろしさとか
どうしても自分に嘘がつけない哀しさとか。
自分の人生の、
いろーんなことを思い出しました。
この作品、感情の描き方が本っっっ当に素晴らしくて、
今の自分に刺さりまくりました。
生きてると、
あのときの自分の選択はミスだったんじゃないか、今より幸せな人生があったんじゃないか、って
ふと思ってしまう事ありませんか?
それでも、
自分は自分なりに、その時出来るベストを尽くしてきたということ
自分の幸せはその時々で選んで良いということ
…を優しく教えてくれるような、あたたかい作品だと感じました。
なんか、これから私、生きていけそう〜!
そしてそして、4姉妹が瑞々しくって、すごく愛おしかった!
彼女たちの逞しさに勇気も貰えました。
なんだか妙な言い方なんですが、シアーシャ・ローナンって「女の子」とか「女性」を演じるのがすごく上手い。
観ている間ずっと
「しゅ、主演女優賞〜!」って思ってました。
男女問わず生きづらい世の中の、光のような作品。