とつこ

ジョジョ・ラビットのとつこのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0
これは良かった…!!私はすごく気に入りました。

 事前のイメージと、良い意味で違ったかも。

いや勝手なイメージなんですが、「ヒトラーとの(妄想)交流をコミカルに描く、ちょっとした問題作!みたいな、下手したらヒトラーに愛着わいちゃうんじゃない?…って作品だと思ってたんです。が、

なんというか…感じたのはシンプルに「愛」でした。人間への愛。


 観たら分かって頂けると思うのですが、
はじめから「この映画は『良い』ぞ…!」って予感がすごいのです!(そしてその予感は当たるのです)


やっぱFOXサーチライトだよナ…の安定感に感心しつつ、子どもたちへの教育・ユダヤ人への発言にものすごく悲しくなりつつ、「この映画…着地点どーなんの?」とどこかソワソワしてしまったのですが、

 中盤、(いや、終わりが近かったかな?)ターニングポイントとなるあるシーン。ママが出てくるとこですね。
流れを通じての見せ方が凄くてヒヤッとしたのだけれど、

そこからぐっと『リアル』を感じられて引き込まれ方が違いました。

もう、ジョジョを抱きしめたくてたまらない。
観る人皆が、彼を愛さずにはいられないと思うんです。

もちろん彼だけじゃなくってエルサ、親友のヨーキー(違う意味で抱きしめたい)キャプテンK(ずるいぞ!)…そしてママ!
…ママ!!なんとも素敵な女性です。
みんなを大好きになってしまうのです。


 そしてそして、ラストシーンはなんだか切なくって、愛おしくって忘れられない。
このシーンを観れたことが嬉しかったので、★5つにしちゃいました。

 やれることを、やろう。って、
前向きになれる作品でした。大好きだ!
とつこ

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