好き勝手なてそ

犬鳴村の好き勝手なてそのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
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2時ちょうどにある公衆電話が鳴り、電話に出ると閉ざされたはずの犬鳴村へのトンネルが開通する。
犬鳴村へ行き狂ってしまった明菜。他にも不審死が続き、明菜の彼氏である悠真とその姉である主人公奏も、犬鳴村へ向かうーーーという話。

あまり期待してしなかったので、思ってたより面白かった。ストーリー展開がしっかりしていたので、ダレない感じがよかった。
キャスティングに制作費振りすぎなんじゃないかというくらいキャストがわりと有名人だったので、怖いシーンが反動みたいにチープだったのがもったいない。

主人公奏は精神科医のようだけど、患者である子供の親に「私が見ますので帰ってください」と言ったのに、ベッド横で居眠りして子供がいなくなったの気付かないとか、別の意味でひやひやした^^;
寝るくらいならスマホでソシャゲでもやってくれてた方がいい気がする…

ストーリーもツッコミどころあり。
犬鳴村が呪われた村であるのは確かだが、原因が2つあり、1つはダム建設で失われた村であること。これについては村の悲しい過去としては理解できるものがありつつも、なぜ悪霊に??という疑問あり。
もう1つは、犬鳴村に住まう者の血筋。これはなんだ??
この話があったもんで、終盤だれにも感情移入できなかった。

障害や変わってる者を排除していくみたいな冤罪の魔女狩りよりも、人間から見たら共存は難しそうな生態だったので、
ダム建設をした電力会社が村をぶっ潰して悪者みたいになっていたが、実はある意味「鬼退治」的なことをしていたのではと思った。(いずれにしても電力会社も悪だけど)

あとわらべ歌、よくわからなかったですね〜
何が楽しくて村人はあれを歌っていたのか?