うりぼう

DUNE/デューン 砂の惑星のうりぼうのネタバレレビュー・内容・結末

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

「砂の惑星2」が観たくて、まずはこれ。物語の始まり、ロード・オブ・ザ・リングのような壮大な物語になるのか。

皇帝の重油のような浴場からの登場、まさに「地獄の黙示録」でも、金勘定を気にする姑息で嫉妬深い男。より人間的で葛藤を抱えた人達が描かれる。

ポール、公爵の跡継ぎ、魔女の息子で特殊技能を受け継ぐ。皇帝の不安材料となり、この一族の抹殺が画策される。公爵は、砂の惑星の統治を命ぜられ、身の危険をひしひしと感じる。魔女の長老、ポールを試し、この母子を生存のため、できる限りを尽くす。

惑星に到着した公爵、原住民との協定を試み、皇帝への対抗を図るが、刺客の動きは早く、即日、瀕死の拘束、皇帝軍の攻撃を受け、街は火の海、兵士は壊滅。ポールと母、必死の脱出を図るが、仲間の犠牲も虚しく囚われの身となる。

皇帝軍の将軍、協力者の妻の助命願いに対し、斬殺で応える。公爵、処刑寸前に協力者から得た毒ガスを噛み、将軍を始め室内の全員を抹殺し一矢を報いる。

ポールと母、サンドワームの餌となる寸前に魔女の意識支配の技で逃れ、原住民と合流する。二人を認めない戦士と決闘するポール、一方が死ぬまで終わらない戦い、初めての殺人を経験する。ポールの何かが変わる。

この星を脱出する事を望む母に原住民と共に皇帝に抗する事を選ぶポール、夢に見た未来に向けて一歩を踏み出す。父同様、本意ではないがリングを嵌め、公爵の跡を継ぎ、砂の民となることを誓う。

この映画は序章、ポールが夢に見た未来の始まり、未来を識ることは吉となるのか、凶と出るのか。
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