ローズマリー

EXITのローズマリーのネタバレレビュー・内容・結末

EXIT(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

410本目。
んー?山岳部にいた知識を使って脱出するのはよかったしなんかイカゲームみたいな音楽で盛り上がるかなと思ったけど子役の下手さとそんな別に自分的にはハマらなかった。



韓国のとある町に住む青年・ヨンナムは大学を卒業したあと何年も職に就けず今も就職活動をしている最中だった。結婚した姉の夫などはいい会社に就職しそれなりの地位を得ているのに比べ無職で親と暮らしているヨンナムを親族も「ダメな男」だと考えていた。ある日ヨンナムの母親が古希を迎え親族一同を集めてのパーティーが催される。会場選びを任されたヨンナムは自宅から離れた都心部にある宴会場「雲の庭園」を選んでいまた。実はこの宴会場の副店長をしているのがヨンナムが大学の頃に所属していた山岳部の後輩女子・ウィジュ。ヨンナムは大学時代にウィジュに振られていたのだがその想いを断ち切れず古希のお祝いにかこつけてウィジュと再会しようと思っていた。ビルの6階にある宴会場での古希のお祝いは大いに盛り上がっていたがその頃地上では地元企業に恨みを持つ男によって毒ガスが散布されていた。このガスは拡散が早くしかも毒性が高い悪質なもので地域一帯はたちまちガスによって汚染されていく。
ヨンナムの親族も宴会を終えて外に出ようとしてガスに気付いて慌てて宴会場へと戻る。助かるためには屋上へ上って救助を待つしか無いと考えたが屋上へのドアはカギがかかっており外側からしか開けられない状態だった。ここでヨンナムは思い切ってビルの窓ガラスを割り建物の外へ出て壁をよじ登り始める。ヨンナムは卒業した後も山岳部にいた頃のようなトレーニングを続けていてその甲斐あってなんとか屋上へとたどり着く。ヨンナムのおかげで屋上に出られた親族たちは救助に来たヘリに必死に助けを要請し1機のヘリが屋上に救援者を乗せるカゴを降ろす。しかしこのカゴは人数制限が有り最後にヨンナムとウィジュが乗ろうとしたところでブザーが鳴ってしまう。ヘリはヨンナムとウィジュを屋上に残したまま親族たちを乗せて飛び去って行く。取り残された2人は次の救助を待とうとしたが毒ガスは次第に高所まで拡散してきていた。このままではガスにやられると察したヨンナムはウィジュと共に宴会場にあった緊急用の防護服を着て一度今いるビルを出てもっと高い場所に移動することに。防具服の酸素は限りがあったが2人はなんとか別のビルの屋上へと登る。次第に高い所まで上がってくるガスに怯えながら2人は必死に救助を待ちやっと1機ヘリに気付いてもらえる。しかし向かい側のビルに子供たちが取り残されているのを見つける。そのビルも屋上へのドアにカギがかかっており子供たちだけでは屋上へ行けないと知った2人は自分たちを救助に来たヘリに「向かい側へ行って」と指示を出す。
子供たちが無事に救助されるのを見届けた2人は更に高い場所へ行くため建物と建物を繋ぐハシゴなどをつたって別のビルへと移動していく。2人が目指していたのはこの一帯で一番高い工事中のビルに設置されたタワークレーン。そしてこの2人の行方を一台のドローンが追っていた。ある報道局がガスの蔓延していた地区まで近づきドローンのカメラでリアルなニュース映像を撮ろうとしていたのだ。そこに先に救助されてヨンナムのことを心配していた父親や親族が駆けつけドローンでヨンナムを探してくれと頼んでいた。ドローンの映像は地域一帯に生放送され2人の逃走劇に市民の注目が集まり民間の他のドローンなども2人を追いかけ始める。しかし2人がたどり着いたビルの屋上から目指していたタワークレーンのあるビルへ渡るには距離が離れ過ぎていた。一時は諦めかけた2人だがヨンナムが一台のドローンに身振り手振りでロープを繋いでくれと頼む。ドローンにロープを繋いでタワークレーンのあるビルまでロープを渡しそのロープをつたって移動しようという考え。ドローンは目的のビルまでロープを繋ぐことに成功し2人は地上からはるかに離れた場所で「ロープでの滑降」を決行。しかし途中で目的のビルに繋いだロープが外れてしまい2人は真っ逆さまに落ちていく。
ドローンの中継を見ていた親族たちは悲しみに暮れるが2人はしっかりと目的のビルにたどり着いていた。救助に来たヘリがタワークレーンを登る2人を見つけヨンナムとウィジュはやっとのことで救助されていく。騒ぎの元になった毒ガスは水に弱いと判明し消防署などが総出でガスの毒素を消していくがそこに雨が降り出しこの毒ガスパニックもようやく終わりを告げる。救助され地上に降り立ったヨンナムは脱出劇を見守っていた親族たちとの再会を喜ぶ。そして共に危険を脱したウィジュとデートの約束を取り付けるのだった。
ローズマリー

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