ティオ

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のティオのレビュー・感想・評価

5.0
最高。
元々期待値かなり高めだったけど、それを遥かに上回る傑作。

なんといってもアクションシーンが秀逸。
ナルトみたいと言ってる人がいたけど、確かになと感じた。

ストーリー展開もいい。
敵か味方かー主人公小黒を取り巻く登場人物たちの関係性の変化のおかげもあって、物語に引きつけられっぱなしで飽きがこない。

ラストの小黒の叫びが良い。
予想してたのとは全然違ったセリフが飛び出して、涙腺緩みそうになった。

他の方がレビューで指摘しているのを見て気が付いたけど、登場人物たちが持つ能力は、それぞれが属する種族としての属性に依っているのも作品に深みを増していて良い。
最初に小黒を救ったフーシーは精霊で自然サイドだから木属性、フーシーを追うムゲンは人類の象徴でもある金属性。
他のキャラの属性を深掘りしていくのも楽しそう。

これは個人的因縁のある作品でもあるから、劇場で鑑賞できて幸せ。
というのも、かつて住んでいた場所のすぐ近くの映画館が、最初に日本で小規模公開していた劇場の1つで、引っ越す前だったら絶対に観に行っていたのに、とすごく悔しい思いをしていて。
それがまさか全国上映されるだなんて…。
感無量。
あとできれば、DVD、Blu-rayが発売される暁には、吹替版だけじゃなくて字幕版も入れてほしい…。
ティオ

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