ティオ

ラーヤと龍の王国のティオのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
3.5
水と砂の描写がすごいと聞いて鑑賞
アニメ作品、特にディズニーアニメにはなかなか食指が動かない自分だけど、観に行ってよかったと思った

まず東南アジアを思わせる世界観が最高
アジア文化大好きな自分にはぴったりだった
龍がドラゴンっぽくならず、ちゃんと“龍”
だったのも嬉しい

他の方がレビューで言っていた「お姫様というより姫様タイプ」という表現が腑に落ちる

最後の龍シスーがものすごくオークワフィナだと評判だったのは、声が目立ってしまってるだけかと思っていたら、キャラクターまでオークワフィナだった

ライバルのナマーリが、石になった龍の側を通る時に、そこを駆け抜けない・駆け抜けさせないところで胸が熱くなった
龍への信仰が失われた世界で、信仰を保ち続けていたのは主人公ラーヤだけではなく、ナマーリも一緒だとわかって印象的

世界が壊れたのはお前たちのせいだと非難されると話しているところで、最大の敵国ファングの首長ヴィラーナもかなり高潔な人だという印象を抱いた
卑劣な人間・保身に走る人間であれば、他の国も石を狙ったではないかと周りを責めるだろうけれど、そうはせず、自分たちは悪いことをしたとそのまま受け入れて、しかも他国を責めない格好良さ

ラーヤの持つ龍の石もシスーも手に入れると母ヴィラーナから聞いたナマーリが、その直後ラーヤのところへ行ったのは、ラーヤがどんな目に遭わされるかわからない、それならいっそ自分がという理由だったと信じてる
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