皆様の感想が他作品以上に多種多様な感じで、面白く読ませて頂いています〜🙇
私の感想は、ノマドの生き方がどうというより
主人公ファーンの「生き方を決める過程」を描いた映画だなと感じました。
眠くなっちゃいそうな、緩急が少ない映画でしたがいろんな考えが巡ります。
自分でも「なんて可愛げが無いんだ…」って思うのですが、
私は人に心配されるのが嫌いなのです。
同情なんてもってのほか…！
なんだか惨めな気分になっちゃうから、「かわいそうな人」って思われたくないから、いつも「私はこの状況でも別に平気ですけど？楽しんでますけど？」って顔をしてしまう。
どのくらい人に頼っても良いのか分からないし、
そもそも自分に助けが必要なのかも分からないんですね。（非常にしんどい）
この感覚、思い当たる方いらっしゃいますかね…いらっしゃったら是非観ていただきたい映画です。
前半ファーンの言動にものすごく共感を覚えたのですが、
このしんどさが後半につれてだんだん溶けていくのを感じました。
彼女が必死に日々をつなぐ中でゆっくりと。
人の意見を聞く。人の心に触れる。
人の助けを受け入れる。
胸の中心に何を置くのか、
何と生きるか、何を見たいと思うか。
全部自分で決めることが出来るんですよね。
そうせざるを得なくてする状況と、
そうしようと思ってする状況ってだいぶ違うから、
彼女が心を決めたラストの雰囲気がとても心地よかったです。
あ、そうそう
子供に「将来何になりたいか？」って聞くより
「将来どういう生き方をしたいか？」って考させたほうが良い …って話を以前耳にしたことがあって
ほんとそうだよな、って思いました。
