"私ってくだらないと思ってさ。なのに、周りには眩しいものが多すぎる"
【STORY】
自分の番組を持てることになった女性が、彼氏との何とも言えないすれ違いや周りのクセだらけの人間達に苦労するお話…
なんというかキャラクター造形と芝居の臭さから演出に昭和の香りを感じました。
調べてみたら監督の野本梢さんはまだ30代の若い監督さんでいらっしゃるんですね。
キャラクター造形はステレオタイプな感じだし…
何年も泣いていないこと、何の浮き沈みもなく数年を生きてしまっていることに気が付き、これがこの先も何となく続くのかと思うと、どっしりと重たく茫漠とした不安に襲われてしまう。
人間、泣きじゃくることも笑…
鑑賞後パンフレットを読んで、本作が野本監督の実体験をもとにした脚本だと知って驚きました。「好きなことで駆け回って大切なことは遠くなった」とのメッセージ性がストーリーからストレートに伝わってきて最後ま…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
水
これだけの人物が登場してきて、その一人一人の葛藤や人物を、詰め込むような荒さではなく、人物の中の柔らかく脆くチクリと刺さっていくポイントを、サラッと撫でていくところが、リアルな生活との世界線…
©︎2020『愛のくだらない』製作チーム