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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます


今は科学の時代だよ


2024年映画4本目

口コミにつられて鑑賞。
もう思い出せないくらい久しぶりの鬼太郎。
あのフォルムの猫娘を初めて見る。

因習村×バディもの、との形容を聞いていたけど、バディ成分は個人的には薄め。戦後の日本を舞台にしていながらも、メタ満載のストーリーライン。老人や年長者がふんぞりかえり、長く自身の地位を存続させようとしているところとかもろにくらう。『ゴジラ-1.0』もそうだったけど、誰かが犠牲にならないと、といった精神(そして勝てるわけでもない)がこびりついている感じがジャパン。でも、これって本当に他の国にはあまり見ない感覚な気もしていて、これでよいのだ(…?)とも思う。
鬼太郎父のアクションシーン好き。でも、あのパートというか、武闘派の敵がワラワラ出てくるところとか、お決まりという感じでやや冷める。紗代の救いのなさもカタルシスからは遠い。あとは煙草の煙も◎
反戦や反権威主義みたいなものは、水木しげるへのトリビュートとして示されていたのかなとも。そして、本作を今の時代に作る意味みたいなものを考えたり。
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