無力感に襲われる
警察の圧倒的な武力が、デモ隊の「正義を貫きたい」気持ちを打ち砕いていく。
長時間の包囲によって消耗しきった彼らは「家に帰りたい」と口々にし、心が折れて投降していく人もあり、それを…
香港の民主化運動の映画を観る時はいつもそうなのだが、終わってひどく暗い気分に。自由を圧迫する中国政府に対して抵抗する過程で香港理科大学に逃げ込んだとのこと。最初は意気揚々と警察に対抗していたのが、日…
>>続きを読む幼気な体に、似合わない心を持たざるを得ない日々が続いていくことに、魂が汚れていく
青く濁った水に塗れて、涙が隠されてしまうから、カメラがそこにある
暴力の正しくなさを勝ち獲るために、暴力の正しさを知…
自由が殺されるのは、あっという間だ。香港は死んだ。我々はその死をTVモニター越しに見るだけだった。
本作のスクリーンに映し出される映像は、60年代70年代の日本の学園紛争のようでもあった。しかし本当…
いつのまにか帰るか帰らないかの話になってて意味わからんくてその意味わからんさがこの情勢自体の取り返しのつかなさを物語っていてかなり苦しかった。「みんな遺書を書いて来てる」とか普通に言ってて何度も映像…
>>続きを読む敵に封鎖・包囲されて逃げられない状況も包囲された人たちで段々冷静さを失っていくのも脱出するかしないかで仲間割れが発生するのも全部ゾンビ映画で見たことある文脈だけど、現実、それもほんの数年前にこんな…
>>続きを読む時代革命みといてよかった〜……
時代革命は全体を追いかけながら個々にフォーカスをあてるものだったけど、これは理工大学包囲事件自体を追いかけたもの。
手段と判断力が失われていく様子をただただ見つめ…
2019年の香港民主化デモの中でも最大の逮捕者を出した、香港理工大学のドキュメンタリー。
監督、撮影者など名前は全て伏せられており、もちろん香港では上映禁止。…よく上映出来たなと思う。
2019年…
(C)Hong Kong Documentary Filmmakers