世界を代表するロックスター、デヴィッドボウイの若き時代にアメリカを初めて訪れたことを焦点にし、ターニングポイントの一曲となったジギースターダストの誕生の舞台裏を描いたで伝記作品
総合評価: 3.2
脚本/演出 2.7
なんとも言えない... まずジギースターダスト誕生の経緯というより、デヴィッドの唯一の理解者であるマーキュリーレコードのオバーマンとの2人旅、つまり言えば伝記映画というよりかはロードムービーという印象が強すぎるし、そのうえ驚くような物語の展開もあまりないので、非常に退屈な作品だと感じてもおかしくない。それに演奏シーンがかなり少ない。これには、ボウイ遺族またはボウイの権利管理団体から公認を得られず、ジギースターダストを含めたボウイの曲が使用できなかったことが、最大の痛手。ジギースターダストというところに着眼点を置いたのはいいが、う〜ん、なんか違った形で描いてほしかったというのが正直...
演技 3.2
デヴィッド役を演じたジョニーフリン。全体的には悪くはなかったが、強いというなら、もうちょっと声を少し低めにして、プラス、ソフトでマイルドのような口調で演じていれば、実際のボウイに近かったのかなと見て感じました。オバーマン役のマークロマンは結構良かったです。
カメラワーク等 3.7
全体的に悪くはなかったです。特に鏡のシーンでのカメラワークやライティングは、かなりのシリアス感が伝わりましたし、最後のジギースターダストのライブでのカメラワークとライティングも、当時のライブ映像に近かかったので、思っていたよりは良かったと思います。ただ夜などの暗い描写はちょっと暗すぎるかなと感じました。
編集 3.2
可もなく不可もなくではあるのですが、ディソルブを使用してしまったことによって、ロードムービー感が増してしまったように見て感じました。