ASHITAKAAkino

ARGYLLE/アーガイルのASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます


2024年映画20本目

女子の妄想をうっとり具現化した趣きはファンフィクション的。
『Kingsman』のマシュー・ボーン。
もうずっと『Kingsman』ユニバース的なものを作ってくれ、という気持ち。
キレの良い撮影と編集と、どこかあべこべなアクションと音楽の使い方。マダムウェブよりはマシと思いながら観るけど、比較対象は結局『Kingsman』に。それは作り手もわかっているのか、趣向を凝らして、女性を主人公にして、猫の手も借りる。
ぶっ飛んだ設定と切り替えの早い登場人物とふざけまくったアクションシーンはやや冗長に。でも若い人向けに作っているようにも。子どもでもライトに楽しめるアクションもの、というだけで貴重に思えてしまう。こういったアクションものに初めて触れるティーンがそれなりに楽しめる、という映画の役割は偉大だと思う。もうすでに自分は求めていないという自覚もあるがそれは別の話である。結局それが評価に結びつきやすいので。

ブライス・ダラス・ハワード。ヒスってるタイプキャストが多いけど、逆にブロンドで決められても戸惑う。良くも悪くも猫の要素がノイジー。キングスマンでは犬だったから、今度は、という感じなのだろうけど、可愛い、故に集中できない。役者を見るか、字幕に集中するか、リュックの中の猫を見るか(適度に動いているので)で忙しない瞬間も。
続編あるのなら(キングスマンのシリーズなら尚のこと良い)肩の力を抜いて観たいです。
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