ASHITAKAAkino

女神の継承のASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

女神の継承(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます


2024年映画26本目

韓国産タイ映画。
モキュメンタリーホラー。
国内に来るの遅くて公開時スルーしてようやく配信で視聴。
『哭声』のナ・ホンジンが原案と製作。ランジョンとか、Rang Songとか、The Mediumとかいろんなタイトルがあって、国内のタイトルはピンと来ず。
ややドライブがかかるのが遅く感じましたが、文化や風俗などを見れて、それはそれで面白かった。東北(?)地方が舞台で、訛りのようなものもあるようで、現地の人でも聞き取りにくい部分があるそうです。かなり閑散とした田舎で、都心の交通渋滞と比べると、タイっぽくないタイさ、なのかなと想像。

この作品における欠陥というか、気になった点として、ドキュメンタリーとしての顔が見えずらい、というところ。良くも悪くも撮り手のバイアスや発言、思惑のようなものが絡んでいると、個人的には楽しく観れるのだけれど本作は希薄。それに加えて、重低音の劇伴も要所で鳴るので、たまたま撮れちゃったドキュメンタリーなのか、どういう背景のもと編集されたものなのかの線引きが微妙に。撮影に関しては予算のかかっていないドキュメンタリーっぽく退屈な構図に。

ラストの瓦解する信仰心は観客を試しているかのようで好き。ロケーションも良く、独特なおどろおどろしさのようなものが出ていたと思います。
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