このレビューはネタバレを含みます
ファーストガンダムアニメシリーズのなかの一編であるククルス・ドアンの島を取り上げ、オリジナル要素を加えた劇場版作品。
こんなマイナーな話、認知度はめっちゃ低そう。
上の命令でホワイトベースがとある島に潜む残敵諜者を殲滅することになる。しかしアムロは一人はぐれてしまい、ドアンと孤児たちの住まいに流れ着く。
ドアンはジオン軍の脱走兵で、凄腕のパイロットだったが、良心の呵責から孤児を集めて脱走。この島で孤児を守りながら暮らしていたようだ。
ドアンによってガンダムを隠される一方でアムロはドアンたちの優しさに触れることに。
ドアンの元所属先で、サザンクロスというジオン軍の精鋭部隊も登場。そいつらも島にやってきて、当然ながら戦闘になる。カイたちでは歯が立たず、アムロとドアンで殲滅する、という流れ。
まぁ予備知識なしだとキツイ作品だが、原作を全く知らずにこの作品に手を付ける人はまれだと思うので、そこはあまり気にせんで良いでしょう。
話しはドアンの悲哀がドラマチックに描かれていて良かったけど、バトル部分はもっとかっこよく演出しても良かったと思う。サザンクロスのザクはかっこいいけど、パイロットが小物すぎる。敵もドアン級のやつが来てくれたらもっと盛り上がったと思うんだけどね。惜しいね。