しお

オッペンハイマーのしおのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が多く、予備知識がない私は終始置いてけぼりになってしまった。どういった人間関係があるのか頭に入れてから観るとまた
みえかたが変わったと感じる。

オッペンハイマーは、理論物理学者であり、マンハッタン計画、原子爆弾開発を主導した原爆の父である。

オッペンハイマー、物理学者たちは、原子爆弾の開発に成功したとき物理学者としてその成功を喜んでいた。しかし、だんだんその恐ろしさを痛感し後悔の念をひしひしと感じ取ることが出来た。彼らはその原爆をつくることで大規模な殺戮に繋がることは分かっていたはずなのになぜ、開発を止めることが出来なかったのか。

そして、彼らは当初その原爆利用により、第二次世界大戦に終止符を打つことができることをこだわっていたが、終戦後悲惨な状況を目の当たりし罪悪感に包まれる。戦争を終わらせる方法はもっとあっただろうに、、、

左翼的思考、共産党、ナチス等政治的なことが密接に関わっていて、理解が難しかった、、、

この映画は、優秀な物理学者たちが、国に利用され原爆開発した彼らの苦悩を描いた作品だった。

最後に、この作品ではカラーとモノクロを使い分けていたが理由が分からず、考察を見て理解した。それだけでも知ってから観たかったなあ、、、
しお

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